Growth strategy

協和ファーマケミカルの成長戦略

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患者様と創薬開発に寄り添う
薬づくりの最高に頼れるCDMOパートナーへ※CDMO:医薬品開発製造受託

世界トップシェアのトラネキサム酸と高度な有機合成技術を駆使し製造するプロスタグランジン類。
これらの主力製品を一段と強く、太くしながら、“核となる独自の有機合成技術×世界基準の品質保証力”により、医薬品製造のあらゆる開発ステージでのサービスが提供可能なCDMOとなり、“世界の人々の健康と笑顔”を実現していきます。

CDMO事業の拡充を決めた理由

当社はキリングループの一員であり、世界トップシェアのトラネキサム酸、高度な有機合成技術を駆使して製造するプロスタグランジン類をはじめ、数多くの製品を世界各国の製薬会社様に安定供給しています。特に、プロスタグランジン類は、1970年代から培ってきた独自の合成技術により、GMP管理下での安定生産を可能としています。
また、不斉触媒や酵素を各種生産プロセスに応用するなど、常識にとらわれない発想で世の中にない技術にも挑戦し、多数のプロセス開発実績や特許を生んできました。それだけでなく、FDA(アメリカ食品医薬品局)をはじめとした規制当局の査察に対応可能な世界基準の品質保証力も有しています。
このように当社は、“核となる独自の有機合成技術×世界基準の品質保証力”を基盤として、高品質の原薬を世界中に届けています。このノウハウは、合成困難な化合物の製造、より頑健なプロセスの開発、グラムからトンスケールまでの工業化、GMP対応など、いわゆるCDMO事業での課題解決に役立つと確信しています。
以上、“当社の強み”と“CDMO事業”の親和性は非常に高く、製薬会社様とパートナーシップを組み、製薬会社様の抱える様々な課題を解決していくことで、当社の目指す“世界の人々の健康と笑顔”を実現できると考えたため、CDMO事業の拡充を決断しました。

CDMO事業拡充のための取り組み

医薬品の開発初期段階では、小スケールでの製造や急なプロセス変更、商用生産に最適化されていないラボ製法での製造など、臨機応変に対応していくことが求められます。このような製薬会社様の多種多様な要望にも柔軟に、かつスピード感を持って対応できるよう、非臨床・臨床に対応可能な研究開発用パイロットプラントの導入を検討しています。このプラントにより、開発初期段階のプロセス開発からその後のスケールアップ製造まで対応可能となり、既存の製造設備と組み合わせることであらゆる開発ステージでのサービスを提供できます。
また、当社の認知度向上のための広報活動にも注力しており、展示会や学会への積極的な参加、メディアへの記事投稿、製薬関連企業様への技術プレゼンテーションなどを行っています。

人材育成の考え方

CDMO事業では、プロセス開発、分析法の検討、スケールアップ等、製薬会社様の抱える多岐に渡る課題に対して、柔軟かつ迅速に解決していかなくてはなりません。そのために、研究開発用パイロットプラントを用いたスケールアップ検討や治験薬製造などの実務経験を通して、CDMO事業のノウハウを持った人材をさらに増やし、製造・品質・技術開発の各分野における専門性を高めていきます。また、従業員が主体的に学べる機会の提供、自律的なキャリア形成の促進、マインドセット・スキル向上のための研修、大学への派遣や博士号の取得の支援等により、従業員の成長意欲を喚起しています。多様な強みを持つ従業員がワンチームとなり、総合力を発揮することで、製薬会社様の期待を上回る提案につなげていきます。

従業員の働く環境

当社を含むキリングループの価値観(”One KIRIN” Values)は、「熱意」「誠意」「多様性」です。従業員一人ひとりがこれらの価値観を共有し個人の持ち味を存分に発揮して活躍してもらうために、働く環境の整備にも取り組んでいます。充実した休暇制度や福利厚生、健康で質の高い豊かな人生を実現するための健康経営など、社員が安心して働ける環境整備を推し進め、国の認定制度である「えるぼし(三段階目)」「くるみん」「健康経営優良法人」も取得しています。また近年は、従業員のエンゲージメント向上にも取り組んでいます。
当社は、薬都・富山発の医薬品原薬メーカーとして、独自の有機合成技術を駆使し、プロセス開発やスケールアップなど、医薬品開発の非臨床から商用生産までの全てのステージにおいて、製薬会社様の期待を上回る提案を行い、薬づくりの最高に頼れるパートナーとなって、“世界の人々の健康と笑顔”を実現していきます。