CHEMI STORY

03

社員の心をひとつにする。
楽しい会社って、どういうことだろう。

プロジェクトの概要

2021年5月に始まった「心ひとつに」プロジェクト。何をすれば当社はもっと良くなるか、社員はもっと明るく前向きに仕事ができるかを考え、実行するこの企画に名乗りを挙げたのは、20〜30代の若手社員たち。「心ひとつにワーキングチーム」として、会社に新しい風を呼び込むさまざまな作戦を決行していきました。

PROJECT MEMBERS

製造部

製造部

技術部

技術部

品質保証部

品質保証部

企画総務部

企画総務部

#01

なぜ、プロジェクトに参加しようと思ったのか。

N:「心ひとつに」ワーキングチームのメンバーは、全員が立候補で集まっています。僕は、部署間でのコミュニケーションが少ないのでは?とずっと気になっていたのでこのプロジェクトに参加しました。建屋が違うせいもあり、違う部署の人とばったり会って立ち話、ということも少ない環境なので、仕事をする上で、コミュニケーションに壁があるのではと思っていました。

S:コロナ禍の今は食堂でも「黙食」ですしね。僕は、働くからには長い間勤め上げたい。そのためには会社にもっと楽しさがあると良いんじゃないかと思って参加しました。

J:僕はチームで多分最年長の、今年35歳。プロジェクトメンバーには役職者がおらず、とにかく若手が主導ということに新鮮さを感じました。

T:28歳の僕は最年少で、仕事において自分の意見を発言する際に遠慮してしまうことが少なからずありましたが、このチームは違いました。なんでも言いすぎかな?と自分でも思うくらい遠慮せず自分の意見を言っています。

S:集まったメンバーが意外だったことにまず驚きました。普段「会社を変えよう!」みたいな熱い気持ちがあるとは思えないメンバーばかりだった。だから、すでにこのプロジェクトは面白かった。

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#02

どうすれば、コミュニケーションが生まれるのか。

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N:メンバーで何度も議論をして、このプロジェクトのキーワードを全員で考えていきました。そうして出てきた答え、それが、「全員参加」「交流・体験」「楽しく」です。

S:その3つのキーワードを軸とし、企画がそこからブレていないかということはよく考えるようにしていましたね。このプロジェクトの良いところって、こんな企画、アリなのかな?と思ってしまうアイデアでも、全員で真剣に「どうしたらできるのか」をまず考えてみよう、という姿勢にあると思うんです。

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T:「自分達の手で」よりよくしていく。ボトムアップがこのプロジェクトの大切なところですからね。僕たちのような若手には、本当に貴重な機会です。

S:そもそも「協和ファーマケミカルのどこがダメ?」から、話し合いましたよね。普段のコミュニケーションが足りない。これは全員同じ考えだったと思います。そこで施策に落とし込む際のテーマとしたのが「お互いを知る。」そして「気軽に褒める。」でした。

J:褒めるプロジェクトがスタートしてから半年の間に施策として行ったのが、①社内報の発行 ②youtube視聴会 ③サンクスカード ④今月のありがとう でした。地道ですが、ひとつひとつに確かな手応えは感じられたと思います。

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#03

「気軽に褒める」空気は、つくれるか。

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J:各部署から代表者を集って、コミュニケーションのコツやビジネスの効率を学ぶようなyoutube視聴会を開催しました。この会自体が交流になればと期待していましたが、予想以上に盛り上がって嬉しかったです。

N:「人に好かれる会話術」などの動画も見ましたよね。

J:褒めるテクニックを学んでもらうことも大切だけど、そこでディスカッションができたのがよかった。若手サイドからは「普段の業務では滅多に褒められない」という悩みを、上司サイドからは「業務に追われて褒められないし、褒めてるつもりだけどそう受け取られてないこともある。」など、リアルな声が聞けたんです。

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N:気軽に褒め合う風土づくりとして、web上で送りあえる「サンクスカード」を導入しました。短いコメントを書き込んで、社内の人にさっと送れる。僕自身、上司からこのカードを受け取った時は、面談や人事評価のような場ではなく上司が認めてくれたことに、温かい気持ちになりました。

T:「気軽に褒める。」企画としてもうひとつ。「今月のありがとう」は、自部署や他部署で活躍した人を15人選んで、感謝のメッセージと共に表彰しました。この企画は「お互いを知る。」の役割も担っています。表彰されている人を見て、あの人はこういうことで頑張っているんだな、って分かりますから。

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#04

「お互いを知る」社内報、創刊。

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S:お互いを知るためにワーキングチームで考えたのが、社内報を作ること。一人の社員にインタビューし、仕事とプライベート、さまざまな視点からその人が見える構成にしました。創刊号でピックアップしたのは、製造部のM部長。なぜかというと、人気者だからです。話しかけやすく、きっとほとんどの人が顔を知っていますから。

T:そのねらいは当たり、社内からは「人柄や趣味など、仕事だけでは見られない面が見られて面白かった」という反響をもらえましたね。

S:興味はあるけど、話しかけるきっかけがないということはよくあります。それが社内報を見て、同じ県の出身だったり、同じ趣味を持っていることがわかれば、会話の機会になります。一方、社員の中にはもしかしたら「そんなに大勢とコミュニケーションをとりたくない」という人もいるかもしれない。でも、そういう人でも社内に一人は親しく話せる人がいると思うのです。僕たちの活動が「親しくなるきっかけ」を作り、その小さな輪を広げていくことにつながれば、会社のコミュニケーションは増えていくのではないでしょうか。

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#05

こんな会社にしていこう!

J:「いい会社」って、給与や評価がいい会社だと、僕は思っていたんです。でも今回このプロジェクトに参加して、決してそうではないことを発見した。やっぱりみんな、楽しい人間関係の元で働きたいのです。

N:僕たちの活動を通して会社のコミュニケーションを変えていけば、部署間の壁もなくなると信じています。

S:学生時代でも、たとえば勉強は好きでなくても友達や好きな子に会えるから学校行こうかな、という気持ちってあるじゃないですか。もちろん会社と学校は違うけど、そんな明るい気持ちになれるような雰囲気ができると良いですよね。

N:そんな明るい空気を作るんだと自分たちで決めて、自分たちが会社を動かしている気持ちで活動できた。このプロジェクトに参加するのは、素直に楽しかったですね。僕は家でリラックスしている時にもふとアイデアが浮かんだりしていました。

J:僕は「小さいことから始める」いうことが大切だと思っています。人が集まる場所だから、何かを大きく変えようとすると反発が出てくるのは当たり前です。だからみんなが簡単にできる、地道なことからやっていくのです。それがこのプロジェクトの成功の秘訣じゃないかな。

T:僕はこのチームに入ったことで知っている人が増え、他部署とのつながりが持てました。僕ひとりの中でも、コミュニケーションが増えたのです。そんな少しのことでも、仕事への前向きさは大きく変わるものなんですよね。

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自分たちの手で環境が変わるという楽しさ、手応え。